Miyazima Hiroyoshi Furniture Studio
家具を作るということ 2009.11.29
 

コンビニエンスストアは便利で私も良く利用します。おにぎりを買って、車中で食べることもあります。
先日、お米屋さんのおにぎりを食べました。とても美味しかったです。
量販店などで売られている有名な銘柄のお米よりも、親戚から譲って頂く無名の新米のほうが確実に美味しいです。おにぎりは格別です。

家具を作りながら、途中で判断し加えたり引いたりと加減をしていきます。
その加減あってこそ、「作る」ということではないでしょうか。
自然素材を扱うならば、尚更です。
同じものがなく不均一な素材を人が判断しながら作らないなんて、私には恐ろしくて考えられません。まして奇跡のような美しい部分さえ見逃してしまうなんて残念でしょうがありません。

材料といっても、板がある訳でも、角材がある訳でも、丸棒がある訳でもありません。あるのはだいたいの厚みで製材された木です。そこから切り出し削りだし、椅子や机に仕立てていくのです。

作るということは、例えるならジャズのライブようなものです。
その時々の一期一会の出来事の中で生まれた家具は、奇跡のような美しさを、内面にもっているのだと思いっています。


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