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2003/9

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9/28 納品
ソファとキッチンカウンターを納品、そして取り付け。
僕らのお店の改装は、カツキとソウタに任せケイコと二人で取り付けに。

2700mmの全長に厚みのある天板は重い。Oさん夫婦に手伝ってもらう事となり、ありがたいやら申し訳ないやら、、、。
今日は、すごく楽しく仕事をさせてもらった。
それでは、
Oさんのキッチンカウンターを紹介。


9/23 家具作り
今月末に納品のキッチンカウンターを製作している。ブラックウォールナットの2700mmの天板を設けたカウンターである。
既存のキッチンと対面した位置に設け、本当にカウンターとして使用する。
カウンターの上部には1500mmの吊り収納を。ディスプレーと収納を兼ねたインテリアとしての家具である。
オレンジ色のガラスが見つかったので、安心している。いつもお願いしているガラス屋さんに、丁度よい大きさの残りがあったのだ。もし、イタリアから取り寄せていたら間に合わないもんな。
本体に天板を仮に固定し、全体のボリュームを把握し、フムフムと納得。
明日から取りかかる、コウシテーブルの材料をチェック。ブラックチェリーはとても高価な材料である。できるだけ無駄にしたくないので、木取りは慎重になるだろう。

そして夜、音楽を聞きながらお店づくりを静かに進めた。また明日。


9/20 お店づくり
すっかり涼しくなり、汗びっしょりになる事はなくなった。
お店作りは、順番に仕上げていっている。去年やりとげれなかった部分を、確認しながら満足のいくお店にしていっている。
ホント何度も同じ部分で悩んだ気がするが、今となってはどうしてあんなに悩んでいたのか不思議に思う程、答えが見つかった僕には納得できている。
僕にとって家具の設計は、日々の家具製作の中からヒントを貯えているので使いたいアイデアや活かしたい経験がある分、スムーズにそして命中して行う事がしやすい。
これが、自分達の店といえども空間づくりとなると違う。空間の大きさと、窓や壁の因果関係が想像と違う事がある。
例えパソコンでパースなんて描き出したとしても、それは想像できる範囲でしかなく、実際どれだけ気持ちがよい風が感じれるかなんて分る訳ない。まして、僕らが作った家具を展示した時、家具とバランスがとれるかなんて皆無である。
必要以上に大袈裟に見えたりするショールームにするつもりはなく、自然体でありながら僕らが惚れ込んでいる無垢材の魅力や、家具のパワーを、できるだけわかりやすく紹介できるようなお店にしたい、それこそが本質である。
木の種類だってたくさんあるし、まして雰囲気を左右する木柄まで、一つの家具を語る上で製作する時にどれだけ気を配っている事か。だから、出来上がった家具を展示するとなれば、その細部を大袈裟でなく出来上がったありのままに見せたいのは当然である。
こんなに時間がかかっているお店作りだが、この経験は僕らの創作のパワーとなっていく事だけは確かである。


9/13 納品
納品。タンスとクローゼット、そしてダイニングテーブルと椅子を納品へ。雨が降るかもとの天気予報を気にして、4人で納品に行く。すばやく搬入するためにだ。
う〜ん、天気は晴れ。気持ちが良い程の空。おかげで、雨に濡れる事なく搬入ができた。
現場は東海市。海が近い。
せっかくなので、寄り道をして帰ろうと計画済み。
新舞子浜に寄り、夏の終わりの海風にあたる。
ほんの数分だが、どこまでも自由になれた気がしたなあ。
昼食をすませ、工房へ。
夕方、打ち合わせがあった。
先月、青いソファーを注文してくれたお客さん、その他の作り付けの家具の打ち合わせだ。
キッチンに作り付けるカウンター収納である。吊り戸棚がそのカウンター上にくる。
デザイン面での打ち合わせをさせてもらい、これで構造と機能と雰囲気を絞り込める。
明後日お客さんの家に行き、最終のデザインが決まっていく。
さあ、仕上げていくぞ。


9/8 空
ハードメープルのダイニングテーブル。椅子2脚のセットである。
改装中のお店の隅に置いて保管してある。空が暗くなってきた時間あまりにも全てが綺麗だった。酔いながら撮影。
この椅子はすごく好き。まったくもって普通のデザインであるが、何脚も作って行く中で、改良しながら落ち着いていったデザインだ。ハードメープルに合う形とボリュームだ。
普通だけど、お気に入りの椅子だ。
だから、椅子を作るジグ(型板)にはgood chairと印が。

ダイニングテーブルは 4ヶの引出し付き。 将来は子供の机としての使用される。

納品はすぐ。

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