W  O  R  K    D  I  A  R  Y

2002/12
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12/29 納品

Mさん宅のワークスペースの家具を納品。
1年程、待たせてしまったが、その分満足いってもらえる物を作れたとすれば、本望である。

実は去年の年末にも、Mさん宅には家具の納品でおじゃまさせてもらっている。
ちょうど1年経過した、キッチンの写真も撮らせてもらう事にした。
材木から家具になり、そしてMさん宅で1年が過ぎ、より生活道具としての意味を放っていた。
決して装飾のみのためではなく生活と密接に関係していく家具が、時間の経過と共に主人に馴染んでいく。
それが、キッチンやワ−クスペースなどの作業をするための家具ならばより一層である。


Mさんの1年経過したキッチンスペースと今日納品したワークデスク画像は→ こちら



12/27 ランチガールな友達がウェブショップをオープンしたので、
僕の自宅のカーテンを作ってくれた僕の友達は、ずっと僕らを応援してくれてた。
だから僕らは少しでも応援したい訳だ。
Ranch Girl in the kitchen のウェブサイト。hwbともに応援してちょ。プードルがたまらんね。(日記もリンクしてたりするのだ)
http://www2.odn.ne.jp/boltnut/ranch-girl/store/


12/26 今年はじめての忘年会。
宇野さんが忘年会に誘ってくれたので、夫婦それって行かせてもらう事にした。
だから今日は特別に夕方までの仕事とした。ケイコは最近家具作りを手伝ってもらっているが、今日はタルトを作っていた。
夕方、きのことチーズのタルトとトマトとソーセージのタルトとワインを持ってお出かけ。
宇野さんの自宅はわりと近所。僕の大好きな地区に住んでいるのだ。
小さい頃よく、親の車でわざわざその地区を廻ってもらった事もある程好きな地区。
自然と共存ってそこまで大袈裟な事はべつとして、すごく、自然が気持よい地区である。金城大学の裏山の方だが、なんかいいんだよねえ。そんな事を意識した人達が住んでいるからか、勝手に共感できる部分が多い。

宇野さんの自宅は自分で設計された家だ。コンクリート+無垢の木+無垢の鉄+自然の立ち木や夜景ってな感じで、いたく感動した。感動というか、「そうそうこれこれこの感じ」って僕らには普通に気持よく共感できた。もちろん僕らには想像できない程の設計があっての事だろうが、僕らには液晶テレビを買った時と同じくらい迷いなく、あたりまえに満足できる。

そして、宇野さんのお宅に集まった人達に感謝である。
宇野さんはじめ奥さんや前田さん、こんな大人はいいなあ。


12/25 計画が、、、。
テレビが壊れた。ブラウン管?25型のブラウン管テレビ。なんともならん?買った方が早いって?
計画が、、。
という事で、テレビを購入した。ブラウン管はもうイヤだ。
iMac液晶と同じ多きさの液晶テレビだ。しかも、クリスマスという事で安くなっていて得した気分。
画面は小さくなったけど、テレビ自体のデザインがいいので、それも平気だ。
それにしても、家電の寿命は短いなあ、、、。


12/24 クリスマスという事で
仕事中に聞いているラジオからはほとんどクリスマスソング。これも年末モードを感じさせる。
去年は現場の帰りに栄町辺りをフラフラしていたような気がする。
年末とくれば、正月。
あまりにも仕事ばかりしていると、正月が恐くなる事ってない?
正月は休みをとって、リフレッシュしたい。そのためにも、年末により一層がんばっておかないと気分的にスッキリしないのだ。
なんせ、お店の改装やらオープン準備をしながら、通常の仕事に取り組んできた訳だから7月からまともに休みをとっていない。これは決して自慢ではない。どちらかといえば、恥ずべく事かもしれない。
それはいいとして、とにかく久しぶりの休みとなれば自然と期待が大きくなる。
でも、期待が大きすぎると負けちゃうんだよねえ。
新年はコタツでテレビでも見ながらゆっくりしよう。そんな計画ぐらいしかないが、結構楽しみなんだな。

夜、仕事終え、クリスマスを感じるべく近くのコンビニにでかけた。近くにはコンビニがたくさんある。すぐ近所に7つ。
ここは、コンビニ激選区かよ?距離的にも、どこに行くべきか迷う距離に隣接している。
最近この東海地区に進出してきたセブンイレブンは近所に3ケ所も同時にオープンさせて、同じ日の朝刊に3ケ所分の広告を折り込んできた。となると、そこが一番近いという事でセブンイレブンに行く事にした。
店員さん達が、小さい声で「9時からクリスマスケーキ半額にするよ」って話していたのを聞いた僕は9時前に半額でケーキを購入し家に帰ってきた。意外と地域密着型なのかもと、笑顔の店員さんを見て思った。
ライとケイコと僕とでコタツで丸くなって、ケーキを食べたのでした。


12/21 師走、僕もはしる
年末って感じですなあ、、、。
僕の自宅にはネコがいる。「ライダー」っていう名前だ。「チャンタライダー」という名で呼んでいたのは最初の2、3日だけ。すぐに「ライダー」となり、今は「ライ」と呼んでいる。
耳のたれていない+毛の長いタイプのスコティッシュフォールド。ちなみに今年の夏はサマーカットをし、地肌まるだしだった。
すっかり、毛の伸びた(元に戻った)ライは、いつも暇そうにしている。
「お前、少しは手伝えよなあ」って言ってもしょうがないが、一応、言ってみたりもする。
お前、正月コタツには入れてやんないからな、、、。正月コタツゴロ寝計画。
そんな事を考えながら、年末の仕事に励んでいる。

画像
上 サマーカットタイプ
下 オリジナルタイプ+16chest


12/19 ワークデスク
引き続きワークデスクを製作。2メーターの2連のワークデスク。
パソコン配線ボックスのフタの素材も決まり、細かい寸法で関係してくる部分の加工も終わった。
フタはSUS/HL(ステンレス)の配線コード穴の空いたものだ。

両サイドのボックスは天板を支える脚も兼ねている。引出し収納のこのボックス、浅い引出しも設ける。
センターのボックスは2枚の天板を連結するボックスも兼ねている。3段の引出し+本飾り棚。BOOK CHESTのようなもの。
ボックス3台と天板、そして配線ボックスは組み上がった。
これに合わせ、引出しを加工していくのだ。


12/17 ワークです
仕事もできれば楽しくしたい。何をどうすれば楽しくできるかは、職種によってもちろん違うだろう。
僕らの場合、家具が完成に近づけば、単純に楽しい。達成感でしょうな。
作業中は、なるべくストレスなしでできる環境を整えてあれば、スームーズに製作はすすむ。
1連の流れだから、流れを乱しす事なく動ける環境も必要だろう。
空間の大きさには限りはある。そこで、僕らができる事は収納家具等で道具を適した場所に配置していき、1連の流れをスムーズにしていく事だろう。
いくら収納する箱があっても、ぐちゃぐちゃにしてしまったら意味が無い。でも、なりがちだから、ぐちゃぐちゃ用の引出しも専用に用意しておく事もおすすめ。
それから、浅い引出しは便利。使ってみるとわかる。

本当に便利な道具入れや収納は仕事場にも必要だと思うが、毎日に生活にあれば、きっと楽しい整頓生活ができるのでしょうな。
その前に、自分自身を整理しないと、、、。
がんばって年内の仕事に励んでおります。


12/12 暖房
今日は寒かった。ホントに寒かった。オープンしていないからお店の暖房はほとんど使わない。でもあまりにも寒いのでお店にも暖房を入れ、工房との扉を全開にした。
ワックスで磨いた22chestは暖房のおかげで完全に乾いた。
出荷日、もうすぐである。メールで注文頂いた家具は、名古屋から離れ遠い地方からの注文が多い。いってみれば、当たり前かも。近くなら見に来てもらえるもんね。
いつか、会える日を楽しみに、家具だけお客さんに送り届けるのだ。


12/11 ワークスペース
引き続きブラックウォールナットで製作中なのは、造り付けの注文家具。ワークスペースの壁面に2人用のワークデスクを造り付けるのだ。
大きさは2連の天板で4メーター。天板背面にはパソコン等の配線ボックスを天板と同じく4メーター通しで固定する。パソコンの配線はスッキリさせたいもんね。天板の奥行きは配線ボックスと合わせ700mmとなる。配線ボックスのフタは取り外すと100mmの深さの配線ボックス内を見る事ができる。ここで考えなくてはならないのは、天板のウォールナットとフタとの相性。無垢材のフタは反りやすい事も考慮し、ステンレスやメラミン無彩色なども候補に入れる。最終的には、本体が出来上がってから現物を眺め考えようと思う。理由はその方がいいから。
 材料であるこのブラックウォールナットは表情をつくるのに一苦労である。もちろん苦労し木柄を選ぶだけの事はある材料だからそうするのだ。あまりに均一に真っ黒になっても単調でおもしろくない。それなら、違う材料をお薦めしたい。
この木の特徴はブラックウォールナット独特の濃い茶色の木目だとも言える。木目を見ると、濃い部分と薄い部分がくり返して木柄になっているでしょう。この木は特にその濃さの差がある方が魅力的に感じてやまない。
 自然なものだから、均一なものを求めるのは難しい。そこをどう考えるかは人それぞれだが、僕ら作り手の努力によって、それを魅力と感じる事のできる物へ作り上げれるのなら本望である。


12/7 ひきだし
完成した22chest。サイズ変更のセミオーダー。また少し違った22chestを見る事ができた。

下地のオイルが乾いたので、ワックスを塗っているところである。

引出しのすべる部分にはイボタロウをぬる。普通のロウソクでもいいんだけど。家具ようのイボタロウは手の大きさ程の固まりだから塗りやすい。


12/6 dresser
納品待ちとなったドレッサー。
磨いて艶を出したブラックウォールナットもいい雰囲気だ。

奥行き400mmの幅900mmという大きさが良い。
ドレッサー本体には天板下に浅い引出し。
ワゴンには、深さの違う3段の引出し。
もちろんワゴンは天板下に収納可能。

正面も裏も同じ見た目。引出しは正面からのみ使用。

お客さんの要望を僕らが考えまとめるとこうなった。
オーダーメイドの注文は、使う人と僕らの合作ともいえる。
おもしいなあ。


12/5  師走
12月に入り師走らしく?仕事をしている。
22チェストは9割り完成し、残す行程は塗装となった。

次は注文頂いてから10ヶ月以上経過した(経過させてしまった)仕事に取りかかる予定だ。
ワークスペースのデスクなどの造り付け家具だ。お客さんとじっくり考えたワークデスク。
前の提案から改めて提案した部分や、改良したりと。
使いやすくてね、永く使う事ができる家具にするためにね。
僕らが本気で作れば、一生使う事ができる家具になる。
耐久性以上に、ずっと使いたくなるかどうかにかかっていると思う。
使っていく、使いこんでいくのさ、朽ち果てるまで。

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