hwb work diary 2007.6
6/30 03ダイニングテーブル
今日、納品するはずだったテーブル。
オリジナルの03ダイニングテーブルである。打ち合せの際に、納品時間まで決まっていたのに、、、。
本当にすみません。
明日には完成し、オイル、ワックスで仕上げて行く。
テーブルを納品の際に、次に製作するチェストが搬入できるか採寸する。
搬入できれば、2200ミリサイズのワイドチェストを作らせてもらう。
やっぱり、自分が心底いいと思っている家具は、確かな存在である。
6/29 厚いナラ材
ナラ材のベッドである。厚みがある板から製作しているので、「はー」と何度も見とれてしまう。あまり見とれてばかりいると、材料に飲み込まれてしまう。
木で家具を作る原点はそこなので、見とれる程愛おしいのは正解な訳だ。
海で蟹を塩ゆでして食べるような、贅沢さがあるなあ、、。
6/27 どうしてか
予約。家具の製作の予約が、来年の2月頃迄つまっている。
それでも、一年でも待ってくれると依頼をして頂ける方もいて、スイマセン、、、と、どうしても申し訳ない気持ちが優先してしまう。
「やっつける」というスタンスで物作りができない。どうしても。
気が入るまでは取りかかれない程、オーダーメイドのデザインは簡単なものではない。
出来上がったものが、「いいねえ〜」と素直に思えるような物にしてい訳で、大きなバランスから、小さなディテールまでむしろ同時に想像して、なおかつ機能的で情緒もなくては気に入らなくなってきている僕としては、物作りの楽しみと苦しみに常にさらされているような感じである。
毎日が、静かにドラマチックなのである。
6/24 納品
ナラ材の飾り棚を納品。
もともとは、紹介しているオーダーメイドの本棚を見て、ご相談を頂いた。
打ち合せをしていく中で、お店に展示してあるリビングチェストのセミオーダーという家具になり、製作させて頂いた。
2年前に作らせてもらったテーブルと椅子に再会。
だから、最近はメンテナンスをするためにプロ用のワックスを持って納品にいく事が多い。
6/23 現場に
クリ材のキッチン。ワックスで仕上げにいく。
昼には工房にもどり、製作中の家具を仕上げ、塗装をする。
今週はベッドの製作に取りかかる予定だったが、段取りがつかず。
ナラ材の厚みのある材料はセレクトしてあるので、木取りのイメージは出来上がっている。
楽しみなんだ。
6/22 コウシ
TV台のトビラ。
大きなTV台になる。搬入できないので3分割の本体となる。
この横コウシのトビラは、全部で6枚。
3枚の大きなトビラにするか検討したが、開き方などを含め2枚×3ケ所の観音開き。
今日は作業にきりをつけ、夕方から設計を行なう。
また夜中になってしまった。
6/20 納品
ナラ。
完成したチェスト。やはり、良い。なんだか良い。
ナラ材、クルミ材は、奇抜でない普通さが魅力だ。
20年後の経年変化した表情を想像してしまう
最近、僕のルールの中でイタヤカエデもその仲間に加わった。
仲間なんて最初からないのだから、要するに、そういう感覚に気が付いたのだ
知ってはいたけど、グッときた訳だ。
そのきっかけは、革や籐などの素材。
6/18 一週間
なんで7日サイクルなんだろう、8日あるといいのに。
一週間があっと言う間に過ぎて行く。お〜い、、、。
だから、休日に工房で家具作りをする事になる。するとほんの少しだけ、ゆとりができる。最近ずっとこんなペース。
楽しくやっているけど、というか、しないと休めない人。
時間を有効に使って、充実した日々を坦々とすごしていく。あれしたいこれしたいと望みすぎないと楽である。
その分、家具作りを充実する。それこそが本望。
なんにせよ35歳。楽しくやっている訳だから。
6/16 納品
TV台の納品。
本当に長い時間をかけて作らせて頂いた。
スピーカーのネットをトビラに使い、本当にスピーカーを収納してもらえる。
機能的である。
脚付きの家具にすると、部屋が広く感じるという利点がある。
脚のないものより、床が見えるので、視覚的に広がりを感じる訳である。
6/13 納品
機械が出戻りした。精度がわるくダメだったので、戻っていった。
僕の職人としてのカンは、機械屋の理屈を簡単に飛び越えていた。
だから、精度出てないってば!
6/12 休日
よく晴れていて、気持ちいいから、道を選ぶ。
自由である。
そういうのって幸せである
。
6/11 納品
ひさしぶりにクルミ材を加工した。ここ数週間ナラ材と格闘が続いたから、切削のしやすさに楽しくなる。
日曜日は打ち合せが途中に入ったりするので、なんだか忙しい。
でもこの感じは好きである。
活気。
6/10 納品
三重、そして鈴鹿方面へ納品に行く。
到着直前まですごい雨だったのに、ちょうど雨があがる。
今日は、01チェアとダイニングテーブル、チェストと再会させてもらった。
作った家具の経年変化を見る事ができるこの瞬間はたまらない。
ついでに、ダイニングテーブルのメンテナンスをさせてもらった。
我が子の成長っぷりである。
6/7 ミーティング
家具ミーティングは、毎週続いている。明日は、夜にミーテョイングを行なう。
普段とは違った時間を過ごすことができ、良い意味で、頭の中をクリーンにできる。
家具を想像するのは楽しいね。
忙しいから、そんなゆとりを持っている場合じゃないとも言えるが、今まで12年間は、ゆとりなんてまったくなく緊張状態で過ごしてきたから、ふと、ゆとりを持っていない自分に焦ったりする、、。だからこそ、今があるとも言えるが。
何にせよ、そういう場を定期的に持つことで、瞬発力がつき、よりガツンと、そして滑らかに物作りがしていけるだろう。
6/2 スピーカー
スピーカーを収納できる。
ワイドチェストのセミオーダー。
トビラはスピーカーと同じ素材を選んでいる。
もうすぐ納品である。
しばらく、納品に行けなかったり、タイミングが合わなかったりと、
納品待ちの家具が、増えてきた。
6/1 キッチン
キッチンの背面となる大きなパネル2700×1150ミリだ。
大きなサイズが慣れてしまっているが、結構難しい仕事。
自然素材の無垢材。
出来上がった規格製品を加工していくのとは、まったく違う。
材料を木取りした後、角材や板材にするまでの工程を「木作り」という。木作りした材料から加工が始まる訳でない。
料理で言うところの「仕込み」だろう。
そういう部分に鈍感になってしまうと、自然素材の物作りはできないし、続かない。
僕が日記で話していることは、たぶん、伝えたいことの半分も伝えれていないと思う。
結局は物が全て語ってくれるから、それで良いんだけどね。
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