hwb work diary 2006.4


4/28 改装
今週三日間、改装をしている。小改装である。
工房を見る為の窓を小さくしたり大きくしたりと、楽しんでいる。
途中小さくなりすぎ、嫌な感じになってしまい、その日に大きくした。

最後、ナラ材で窓枠を作る。家具レベルで作ったので、なんか良い。

以外と違和感なく空間はできたので、気が付かない人も多いかもしれんなと思った。
床が汚れたので、また今度の休みの日にオイルフィニッシュしメンテナンスをするつもり。

家具を作る事もそうだけど、楽しめるかは自分しだい。逆に楽しくやれるからこそ、むいているのかも。



4/26 下駄箱
玄関に置く家具と言えば、下駄箱だ。
今日は下駄箱の納品である。お客さんは、いつも配達に来てくれる運送会社の方である。
ブラックウォールナットで作らせてもらった。

この家具のいい所は、
1 たっぷり靴が収納できる事。
2 すっきりしていながらも、無垢材のおかげで質感が高い事。
3 置きたい部分にちょうど良い大きさで作った事。

オーダーメイドはすごい。



4/24 ゆっくり快適に
今日は下呂までダイニングテーブルの納品である。少し距離があったので、休みの日を利用してケイコに手伝ってもらいながら納品に行った。5年くらい前は、デリボーイでいつもこんな感じで納品に行っていたものだ。
僕は休みの日に仕事をするのが結構好きである。普段できない事ができるからだ。ゆとりの中で、問題や課題を考え解決していくと、思ったより良い結果に結びつく事が多い。

むしろ、仕事だからと区別する事すら、家具屋を演じている訳ではないので、違和感を感じる。
家具は僕自身そのものなので、放棄する事はない訳である。

納品のルートは、下呂方面。付知峡を通過し、快適にハイエースを走らせる。僕が修行させてもらていた頃、慣れ親しんでいた地域なので、美味しい食堂なんかも知っている。
帰り、煮カツ定食を食べ、昼に帰宅した。

午後からは、天気もいいので、一人バイクでツーリングにいく。
見晴らしのいい丘で休息、心地のイイ充実感に満ちあふれる。



4/18 休日のこと
今日はお休みの日なので、お出かけ。
守山区の東谷山フルーツパークにしだれ桜を見に行く。
下手な名所より、楽しく過ごせるこのフルーツパークはお薦めである。
小さい頃から慣れ親しんでいるが、改めて「やっぱりいい」と思った。

年齢層が幅広く、ホッとする。
食堂があり、結構おいしい。ちなみに僕は、カツカレーとチョコレートパフェを食べた。ケイコはトロピカルジュースを飲んでいた。
周り見回すと、スパゲティ−やポテトフライを食い、ビールをジョッキ飲んでいた。



4/17 物と人
最近テレビ台のフルオーダーが多くなったような気がする。テレビ台ってオリジナルとして作りにくく、毎回そのお宅に合わせて提案させてもらっている。テレビ台ってテレビのための家具にしてしまうと残念な事になるので、結構考える。
今作らせてもらているテレビ台は、スライドに扉にカギが付く。小さいお子さんがいたずらしないように相談頂いたものだ。
テレビの周辺だって、毎日使うものなだけに諦めずに品良くしたい。
実際、へんてこりんなデザインのものもあるので、疑問に思う事も多い。たぶん、たぶんおそらくだけど、へんてこりんなデザインのものは共存という事以上に主張を優先され作られているような気がする。
車やバイクのデザインをしたくプロダクトデザインを学んでいた僕は、その辺りから作り手になる決心をしたような気がする。
短期的なデザインを求められる物作りに、僕はどうしても魂を投入できなく、やる気がおきない。短期的な物がダメとかでなく、仕事として僕には不向きというだけの事である。
古くなるまで使い続ける事は、物を家族のように自分に近い存在にしていく事のような気がする。
愛おしいバイクやギターのように愛すべき存在でいてもらえるように、家具作りに魂を投入したいのである。



4/16 兵庫県
いよいよ兵庫県のお客さん宅まで納品である。
これはテレビの下に置くチェストだ。ナラ材で構造面、機能面、意匠面と試行錯誤した。いつもそうだが、フルオーダー家具を作り上げるには、魂をぶつけないと勝負できない。だから、お客さんが満足してくれる事が、本当にうれしい事である。



4/15 引き出し
もうすぐ納品だ。これは16チェストシリーズのセミオーダーである。
引き出しは整理整頓できるから好き。
きちんとすると気持ちよく生活できると思う。



4/14 納品
2ヵ月ぶりのSさん宅。納品である。下駄箱や洗面台、ダイニングテーブルなどを納品し、2ヵ月程経過した今日、ようやくリビングチェスト(2200mm)を納品させたもらった。これ以外の家具はナラ材で作らせてもらったが、このチェストはブラックウォールナットである。
床材はチーク材であるため、いろいろ検討した結果である。
Sさん宅の家具には、黒スチール部をスギさんに協力してもらい、目的を達成できたと言える。
スギさんとは、学生の頃同級生で修行時期も重なっているので、正直に向かえあえる中である。
「いつか共同でもの作りをしよう」と夢を描いていた修行時代と同じ気持ちで、もの作りに没頭できる数少ない仲間である。

僕は、生涯家具を作り続けるために、もの作りの初心を忘れる事ないように、「ハート」を大切にしている。



2/6 今日はお休み。
今日はお休みの日。月曜日、火曜日(第1,3)とお休み日である。
最近の休みというと、いろいろと楽しく忙しく過ごしている。
柑奈の3,4ケ月検診も無事終わり、これからたくさんの予防注射が待っている。
役所という存在は、普段あまり関わる事がない僕である。
過去、区役所に行った大きな理由は、1開業届提出 2結婚届提出 3国民年金支払いの免除申請書提出(独立してから5年間は、支払いするお金は捻出でききなかった) 4 柑奈の出生届けの提出 などなど、、、。
区役所に行くたびに思う事がある。
「暗いなあ、、」どうしてあんなに暗いんですか?
別に建物が古いとかそういう理由はあるかもしれないが、僕の着目点は違う。
その環境で働いている人が、その環境を良くしようと気を配ればいいのに。
それが、その場の個性となり、活きた場にもなっていくような気がしてやまない。
お金をかけて立派な建物を作ればいいという事ではまるで方向性が違い、今ある環境をどうやって愛していくかという「愛着の問題」な訳だ。
僕が役所の職員ならば、勝手に「環境改善担当」をかって出るだろう。
人の手が入る事で、その場は活きてくると思っている。
「古さは」へたすればマイナスイメージに、でも手を加えようによっては貴重な財産になるのでは?



4/12 16chest
オリジナルの16チェストの製作にかかっている。先日ダイニングテーブルを納品したお客さんから注文頂いているものだ。
それからスタンダードソファもそうである。既に木フレームは完成し、貼り加工に入っている。このソファは今ではホームページでは紹介していないが6年以上前から作り続けているオリジナルである。16チェストと同じように思い入れの強いソファである。
オリジナル家具は何度も製作していく中でバージョンアップしていき、今では本当の意味で完成されたものとなっている。
特に強くアピールこそしないものの、自信がある。
そんなオリジナルの家具を注文してくれるお客さんを、愛おしくおもう。



4/10 春
やっぱり、桜が咲くと春なんだと実感する。
でも、実はつい最近まであまり春は好きでなかった。もちろん、桜の花が咲いているのも好きだし、外に出あれば暖かいし、、、、。暑くもなく寒くもなくハッキリしないこの感じ。
何かに挑む必要もなく、平和な空気があるこの季節。なんか苦手であった。

12年以上前の若き僕。
僕が夏が一番好きと言っていた頃、ケイコは春が一番好きと言っていた。
僕が太く短い人生でも良いと言っていた頃、ケイコは細く長い人生が良いと言っていた。

今の僕、将来に希望を持って今日を精一杯生きている。季節に関しては、春も好きになった。でも夏が一番好き。だから誰よりはやくティーシャツで家具を作りたい。

でもさあ、自分の意識しだいで感じ方も変わるんだね。桜に感謝。



4/8 兵庫県
ようやくようやくテレビ台が完成する。チェストである。今回新しい試みをしているので、その手応えに満足しながら撮影した。納品は一週間後である。
名古屋地区以外の方からホームページを通じ知り合い、メールを活用し家具を作らせて頂く事もある。
先日も、横浜市在中の方からイタヤカエデのダイニングテーブルの相談を頂き、家具を発送したばかりである。
今回のこのテレビ台用のチェスト、それからもう一台は12チェスト(改)のお客さんは兵庫県にお住まいである。名古屋からそんなに遠くない微妙な距離という事で、お客さんは2回程お店に来てくれている。
近所であろうが遠方であろうが、僕の家具作りを見極めてくれる数少ない大切なお客さんだから、僕が家具を作る責任がある。

遠方の客さんから注文を頂くという事は、「家具屋として今以上に僕はがんばっていこう」と励みになる。
今日の日だって精一杯であるが、数を増やす事はできないが、質を高めていく事はできると思う。
物の質を高めるために必要な事の一つに、すごく大切な事がある。
それはいかに純粋に家具作りに挑むかである。
「あ〜いい家具が出来た〜」と思えるその瞬間がたまらない。



4/5 友人のお店に
友人のお店に納品だ。レジカウンターである。
雑貨屋なので、いろいろと考えてクルミ材にしたけど、やっぱり正解であった。

昔、僕が家具を作りはじめた頃、友達の家具を作るという事をすごく遠慮していた頃があった。
今なら自信を持って「僕に任せなさい」と言うのに、その頃はもの作りという事に純粋であったのは変わりないが、商売として「クール」でいなくてはならないという意識の方が優先していたと思う。
今は、友達だからこそ任せてくれと言いたい。
後悔するような物を購入するような事はさせたくないからだ。

家具屋としている以上、少なくとも家具の事は真面目でいたいと思っている。



4/1 納品
三好町のおにぎりカフェに椅子やテーブルを納品に行く。
家具の事、木の事を大切に思って頂いているオーナー御夫婦なので、気持ちよく家具を作らせてもらった。
もともとお米屋さん。おにぎりのカフェを作りお米をもっと身近に思ってもらいたいとの事である。

打ち合わせの最後に、オーナー御夫婦から自宅用に家具を注文頂いた。すごくうれしい。


HOLLY WOOD BUDDY FURNITURE TOP PAGE