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ついこの前は汗をダラダラとかいていたのを思うと、季節が変わっていくのがリアルに感じる。
それでも、カンナがけをすればティーシャツは汗だくになる。真冬でも汗ばむぐらいだものな。
01chairがもうすぐ完成する。今回は12脚、製作している。全てブラックウォールナットなので、イタヤカエデの事を思うと加工はスムーズである。
この椅子はややこしい。製作するのに、それなりの時間が必要となってくる構造である。余計な事を考えていると、間違える。
だから、1度製作に入ったら一気に作り上げたい家具である。
今回、製作治具に少し変更を試みた。これで、少しだがよりスムーズな作業になるだろう。
木工家具作りには、決まったパターンはなく、製作する時の自分のコンディションによっても多少変更したりと柔軟さが必要だと感じる。常に問題意識を持って取り組んでいないと、ただの作業になってしまう。「ダンス」である。言うなれば素材と自分とのダンスはいかようにも楽しくできるし、逆に言えば退屈なものにもなる。
木が好きな僕にとって、この「ダンス」は楽しい時間である事は多い。素材と自分だけで作りだす作業工程はリズムにのった時に、まさに音楽が聞こえてくるような「ダンス」なりえる。
自分の体調がすぐれず、モチベーションが低い状態での作業は不協和音が聞こえてくる程だ。どの工程も省く事なく、全てを納得できるレベルで踊りきる事が、何より大切な作り手の「木工ダンス」だと思う。コンコン、シャッシャッ。ポチッ、ビ〜ン、、、。 |
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