材料の選択には、いろんな意味で時間がかかる。簡単にこれって決まる場合は、お客さんの好みがはっきりしている場合が多い。
木の事に詳しい人程、悩みに悩む。それが、楽しい時間なのだろう。
濃い色目の木、薄く白い木、木目がハッキリしている木、光沢のある木、柔らかそうな木、見た目の違いは性質の違い。
僕らが家具に使っている木はそれなりに選択したものなので、構造面や耐久性には問題ないとしても、水まわりや外部となると、水に強いものがいいでしょう。が、結局、最後は見た目で選ぶのをお薦めする。似たような木でも微妙なんだけど、その差は大きいからね。なんか違うんだよ、なんか。
悩んでいるお客さん夫婦を見て思うのであった、「どれもいいですよ」って。 |