Miyazima Hiroyoshi Furniture Studio
「宮嶋浩嘉の作る家具展」を終えて 2009.10.24
 

私の工房では、全ての家具を受注生産で一つ一つ手作りで製作しております。
一つ一つ手で触り、素材を確かめるように丁寧に家具を作っております。期待以上に素敵な家具を作りたいと、毎回、悩み一つ一つそれぞれの家具を生み出してきました。おかげさまで、10年という月日が経過し、信頼と実績を積み重ねてこれたことに、深く感謝を致しております。
そして、短いようで長い10年が過ぎた現在も、期待や信頼に、より一層深く答えようと努力しております。そういった中、私自身の心境としましては、責任感の重みを感じる一方で、不思議ととても軽やかであるのも事実であります。

経験を重ねれば重ねる程、素材の魅力とその重要性を感じて止みません。また、造形、機能ともに最重要として基本要素とし、素材の特性(恵み)を利用できないかと、希望を抱き、取り入れる努力をしております。
この度、個展を開催するにあたり、コンセプトとして「感覚の記憶」として思い抱きました。
造形、機能は重要としているものの、むしろそれ以上に「素材の特性」を記憶に残したい。それが展示会のコンセプトであり、今後の私の家具作りの重要な要素であることは確かであります。

おかげさまで、展示会を開催し、終えることができました。ありがとうございました。
終了後は、余韻が続き、報告も今日になってしまいました。
今回の展示会は、400人あまりの方が脚を運んで頂きました。そのほとんどの方が、今までの家具作りを通じて知り合った方ばかりで、出会いと人に、感謝する展示会でありました。

私の新たな家具作りは既に始まっております。

今後ともやさしく厳しく応援して頂けれることを願いつつ、修行を続けていきたいと思います。


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