G house kitichen

白いキッチン。ワークトップステンレス製。引き出し底板、そして棚板もステンレスを。タフさと清潔さを。シンク下はオープンのゴミ分別スペース。
設備
奥、食器洗浄乾燥機。2段開きタイプのもの。食洗機の正面のパネルは塗装を施して色を合わせた。
手前、今回はグリル付きのガスコンロ。IHも検討したが、ガスでいいんじゃないかと最終的に決まったもの。グリルは水なしタイプ。
ガスコンロ下扉内部はフライパンなどを収納。ステンレスの棚板は評判が良い。
その隣、扉を開けるとスライドバスケット収納。視覚的に見やすいというバスケット収納である。
キッチンと対面するカウンター。900mmの奥行きがあるワークトップをカウンターとして活用。朝、御主人はカウンターで食事をとり仕事に出かけるという。
カウンターの腰壁とキッチン側の背中板に挟まれた空間は、電気やガスなどの配管スペースにしてある。点検もできるようにと考えた。
つながっているダイニング。ダイニングテーブルと合わせ6100mmのサイズ。意味なく大きい訳では決してない。家族構成を踏まえた空間の活用を考えた結果のスケールである。僕が大切にしたいのは生活がテーマであるという事である。 ダイニングテーブルは無垢材のブラックウォールナット。
今回は、カウンターの腰壁やキッチンのエンドパネルには、ウォールナットの突き板合板も使用している。理由は、突き板のコピー柄を意識的に使用したという点と、それに伴う塗装が汚れにくいという点からだ。
ダイニングは、面として大きく露出するので無垢材で。いつも手で触れる部分であり、家族が集う場と考えて、時間を蓄積できる無垢材にした。
もどってキッチン。シンク事体には水きりはない。水きりはメープル材で作ったコウシ状のものを。シンクにまたがるように、そしてズレないような構造にしてある。ステンレスに合わせ、ウォールナットにするかメープルにするか悩んだ。ワークトップを明るい雰囲気にしたくメープルで作ったという訳である。

混合水栓は伸びる。シンクの隅まで伸ばせ便利だ。シンプルなデザインのものにするか悩んだが、この機能は欠かせなかったシンクであった。


今回のアイランドキッチン、非常に楽しく仕事をさせて頂いた。
決して僕だけの力で作り上げた訳ではなく、お客さんをはじめ、いろんな方のアイデアや希望が形になったものだ。
そう考えると、買うのでなく作るキッチンは、より楽しくなるだろう。