家具らしい雰囲気のキッチンである。ステンレスワークトップの手前面はハードメープルを。そのままステンレスを折り込むもののオーダーが圧倒的に多いが、この「家具のようなキッチン」にはあえて木を配置してある。板金の歪みを吸収させ、なおかつ木部と精度よく取り付ける事は、非常に難しい加工である。加工の高率を考えると普通はやらない。
収納量を犠牲にしてまで、本体が浮いたようなデザインに取り組んだ理由も、ガツガツしない家具らしさをキープするためである。
何度も言うが、普通はできるだけ収納を多く確保したいわゆるキッチンというタイプのものの方をオーダー頂く事の方が圧倒的に多い。
このキッチンはリビングに家具を置くようにデザインしたものである。他に専用の家具らしいカップボードと組み合わせてリビング的にキッチンを使いたい方にはお薦めできる。

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