hwb work diary |
2006/1 |
1/28 製作の | ||||
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1/22 お店 | ||||
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1/21 デザイン持ち込み | |||||
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1/20 僕、トマト好き。 | |||
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1/20 うれしい。 | |||||
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1/19 妙です。 | |||
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1/18 フスフスと。 |
寒くない!全然寒くないんで、家具作りは実に快適である。 体を動かせば、汗ばむほど。ブラックウォールナットの香りと、ナラの香りがミックス。そしてストーブの臭い。休憩のコーヒーに香り。 一冬の思い出になっていく。 なんだか、最近強く思う事がある。以前にもまして強く思う事である。 それは、僕ら無垢材で家具を作る職人の事である。素材と対話し、いかに楽しく作るか、そして愛せるか。製作中に同じ時間が流れるとは限らず、人によっていかようにも楽しくも苦しくもなる。 こんな時代だから言うが、いかに「愛」を抱きながら、その家具を作るか、自分ときちんと向かい合って正直にそして素直に勝負できるかである。 去年から、建築業界の信じられないような現実のニュースを耳にするが、同じ物作りをしている人間として、すごく腹立たしい。そして痛い。 自分の仕事にプライドをもち、そして作業などの仕事時間さえ、愛おしく思いなさい。全部自分の判断できちんと分別をつけなさい。 あたりまえの事が、適当にされる程、マヒするような物作りなら止めてしまえ。 そのあたり前の事に、むしろ欠かせない重要な事があるのかもしれないし、あたり前の事がなくなった状況になって、貴重さが身に染みるってもんだろう。その時既に遅しだな。 自分たちがお金をもらい、仕事をしている事の、意味と現実をよく把握し理解しなければ、クライアントに感謝すらできず、愛せる物作りなんてできる訳ない。そんな物作りなんてやめてしまえ。 と強く思う。 お金をもらって仕事をする前に、分別のつく愛情のある人間になりなさい。 修行した方がいいんじゃないの? すぐお金お金と、情けない。そんな人はもっかい修行するべし! 物を作れば、金になるという時代なんか最初からない。逆に、どんなくだらない物だって、人によってはものすごく大切な事だってある。 いかに大切にしてもらえるかどうかは、愛してくれる人に対して愛されるべき物をつくる事ができるかどうかである。 そこには、他人に対しての思いやりや、敬意だって必要である。 僕は、自分の作っている家具に関しては、ものすごく自信をもっている。けど、現状の自分の能力にも常に反省もしている。家具職人として生涯をかけたいと思っているから、終わりなき、葛藤は覚悟しているし、そんなにいい事ばかりある訳なく、逆にいい話しなんてある訳ないと思っている。だから、どんな逆境も覚悟の上で、少しでも素敵な事があれば、それで十分人生楽しめる。 自分の毎日、すなわち私的木工人生においては、絶大なる希望と野望、そしてある意味絶望さえ、とっくに妄想し覚悟している以上、自分に嘘と不安はなく、よってこれから先、僕が納得して作り出して行く物達に関しては、ものすごく自信がある。 その取り組み方を想像するに、我ながら「すごいやつだ」なんて思っている。 でも、どんなに家具作りに磨きをかけたところで、一人の人間としての「すごさ」みたいなものは上がる訳でもなく、いつまでたっても僕は僕でいいと思っているし、絶対に偉ぶるような人間になりたくない。いくつになっても、親には頭は上がらないしね。 とにかく、「仕事=お金」とすぐに直結する若者は要注意である。あなたの仕事はちゃんと仕事として成立するまでに至っているのかい? 謙虚な考えが自然に芽生えれば、素敵な作り手として仕事をしていけるだろう。まあ、金持ちにはなれんけどね。 仕事に情熱を注ぎ、生き甲斐にしたいなら、覚悟せよ。まず、諦めろ。いろんな事を諦めて、仕事に専念すべし。そして、物作りに専念し、費やした時間と思いの分、酬われるであろう。 準備はいいかい? 愛情を注げる作り手になっているかい? |
1/12 オーダーメイド | ||
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1/3 またです。 |
謹賀新年。2006年だ。 今年はいろいろと計画がある。やりたい事がたくさんあって、困る。欲張ってそんなに多くは実行できないから、順番にスタートしていこうと思う。 計画を達成する事が最終的な目標ではなく、「やり続ける事、やっている今日」といったところである。 本当に大事にしたいんだな、平凡な日常を。毎日一生懸命やれる事をしていく。物作りを、より純粋にそしてより熱烈に今以上に冷静に。 掘り下げるべく、大事にしたい。 あまり時間を気にしないように、子供の工作のように物作りに没頭したいんだ。 で、今日は正月3日だ。いつもそうだ。正月ぐらいは静かに過ごそうと思っているくせに、またやってしまった。 また改装をしてしまったのだ。 朝、ホームセンターが開くのを待ってソワソワし、ハイエースのエンジンをかける。するとハイエースのナビゲーションが「明けましておめでとう」と僕に言うので、「今年もよろしく」と思わず言う。開店と同時にプラスターボードを5枚購入。ついでにつや消しの白ペンキも購入。柑奈(4ヵ月の娘)が寝ている隣の部屋で、ゴゾゴソと脚立を動かし、電動ドリル片手に、プラスターボードを貼る。速攻ファイバーテープも貼り、パテをこねる。「ひえー冷めてー!」と持ったけどすぐお湯にしたので、なんか気持ちが良い。パパッと1っ回目のパテをして、ひと休み。 パテが乾くまで何しよう!そうだ。音楽を聞こう!大きな音、音楽を聞く。スピーカーが振動するくらいに。柑奈が寝ているのに、大きな音で聞く。むしろ抱いて踊ってやった。「なんかすごく楽しい。」僕の好きな音楽はウッドベース音がしっかりしているので、心が自然に踊ってくる。若干迷惑そうな顔をしていたのに気ずいたので、柑奈をそっとしておく事にした。 パテが乾くまで何しよう!そうだ。バイクで一周してこよう!こんな寒い中誰もバイクなんて乗ってないぞ。キックスタートしかないんで、少しは体も暖まるからありがたい、、う?ありがたいんか?ま、いーか。近所の最短ツーリングコースを走るとエンジンもあったまる。が、僕の足は冷えてガチガチ。 真冬のバイクは30分くらいにしておこう。でもなかなか気持ちがいいもんである。 夜パテが乾いたので、2回目のパテを塗る。これで、明日朝一でペンキが塗れるぞ。う〜んイイ日であった。すごくうれしい。 |