hwb work diary
2005/10

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10/27 天板

2回目の現場。キッチンの天板を搬入する。
全部で3枚ある。
しっかり1日現場で作業をしてきた。
次回は、来週玄関戸である。


10/23 ガラス

昨日の現場。
玄関の扉、、、はまだない。理由はハンドルと鍵待ちである。
待にまって来週には入ってくるので、それから扉は取り付けに行く。

画像はその玄関扉の木枠(2500mm高)である。厚いナラ材の枠材である。事前にしっかり枠組みしたものを大工さんに支給させてもらった。
壁や天井や床との納まりは良い。理由は枠を先行し、それに合わせ壁などをぶつけて施工してあるからだ。

明かり取り部は、スリガラス。防犯のため合わせガラスにした。
スリガラスは好き。透明ガラスも好き。とにかく木にはない魅力を持ったガラスと組み合わさる瞬間は好きである。

画像の奥に、養生した下駄箱。




10/23 今日は現場である。
岡崎市へ、そうキッチンと下駄箱と玄関扉を取り付けに行く。お店の営業があるてめ、僕が現場に今日は行く事が出来ない。
カツキとソウタとタスクで搬入し、できるところまで取付けをする。ケイコが産休でいないので、正直いろんな事で大変である。そうか、ケイコは結構しっかり仕事していたんだな、と実感する僕である。
という理由で、3人に任せ工房で家具を製作しながらお店番をする。
今月はとにかく製作が忙しくいつも以上にがんばっている。
段取りだけで、半日すぎてしまう日もあるくらい、順序を明確にしていなかいと終わるものも終わらなくなってしまう。
01チェアを3脚製作したが、いつもは10脚ぐらいまとめるのに、今回はその余裕がない。
3脚では手間取ってしまう。それでは45,000円という値段では出せないが、オリジナルチェアの価格を上げる訳にもいかない。
安売りをするつもりはないが、段取りによって心地よくスムーズな製作ペースを見い出せたものは、工夫によって価格は適正にできる。
と、いうような工夫も忙しすぎると一気に崩れてしまうので、忙しすぎるのも要注意である。気を抜けない。




10/22 納品の準備

明日は、ナラ材のキッチンの現場である。心地よい緊張感を感じる。
現場では、外部の足場がとれていない。長い天板は外から、2階の窓へ入れ混まないと搬入できないため、それ以外の本体を先行して取り付けに行く。
そると、配管、電気工事が進める訳で、現場のスケジュールはスムーズに行く。

心地よいリズムが流れる事を祈る。




10/22 宇野さんの設計

宇野さんの現場のキッチンに追加パーツが発生し、採寸に行く。
もうすっかり現場っていうより家となっていた。
今日はちょうどオープンハウス初日という事もあって、到着すると、掃除中であった。
採寸前に、宇野さんに家を案内してもらう。ラッキーである。
このキッチンは宇野さんが設計し、その思いを形にすべく、いろいろな職人がかかわって出来上ったものだ。
びっくりする程、その苦労は表面には現れていない。

こういう物作りに参加させてもらえる事は、本当にうれしい事である。





10/16 バックスキン

オットマンだ。コンフォートソファを作らせて頂いたお客さんから、リクエストでオットマン。
バックスキンの滑らかさは、なんとも上品である。
脚の木部はナラ材である。

このオットマンが2台合わさって、大きなソファとなる。

今度、自分の家にもコンフォートソファとオットマンを作るんだ。
自分で自分に注文する訳なんで、変な気分。
というか、自分のところの家具が一番好きなんだからしょうがない。




10/15 ナラ材のキッチン。

もうすぐ納品である。
ナラ材の扉がついて、圧巻である。
キッチンの設計から全部依頼して頂いているので、出来上るとうれしい。
いいねえ。
でも、現場に取り付けてようやく完成である。




10/13 自宅の改装

実は今、自宅を改装している。なかなかいい加減な状態で住み続けていた。ちょうど、ケイコ達が実家に帰っているこのタイミングは絶好ではある、、、。
かといってそれに費やせる時間はない、、。
今回の改装は2部屋を一部屋続きにし、床を木にする事。
そして天井の断熱材をしっかりし、綺麗にする。
キッチンを作る事である。

学生の時の同級生の大工のかっちゃんである。
6日程大工工事に入ってもらった。
段取りを含め、その他の工事は夜な夜なセルフビルド。
早朝にパテ処理や、配管工事をすませ、夜ペンキを塗る。
手があけば、すかさず床貼り、ペンキ塗り、、、。
仕事しながらのセルフビルド。いつもでパワーがもつだろう、、。少しだけ心配。
案外、目的があるとがんばれるもんで、不思議な程スムーズに進んでいく。




10/12 ナラ材のキッチンが。

今日は宇野さんの現場に先日納品したキッチン用の扉の調節に行く。
僕は現場採寸し製作はさせてもらった。キッチンという形にしたのは現場の大工さんである。
設備や配管の納まりが複雑なので、先日引き出しを採寸した時も宇野さんとシンク下の細工をした。「確かにこのキッチンは現場で施工しないと、納まりがあまくなる可能性は大きいな」と思った。

とはいったものの、途中でバトンタッチしたキッチンが気にならない訳はない。
で、建具の調節のため現場で再会。
うれしい瞬間でもある。

もう一度ワックスを塗りにいく予定だ。




10/10 親

親になった僕。
最近した事。子供の名前を決める。出生届を提出。親なんだあと実感する。
たいへんだあ。たいへんだけど、親だからがんばれるようだ。

今日の休日はケイコの実家で1日過ごす事ができた。
一週間で、結構成長するもんなんだね。びっくりである。
確かに幸せな気分にさせてくれが、その反面身が引き締まる気分である。
この10数年の中で、久しぶりに家具作り以外の事を考えたような気がする。
実際そうだ。
21才から作りたい家具とそれができない自分との葛藤をかかえ、気がつけば、33才である。
たぶん、これからもそうだろう。
木と対話していく事、毎日の生活に重きを置き、ささやかに感動できるような物を作っていく事。
全部は自分との勝負でもあり、毎日のハリとなるやわらかな緊張感を持つのも、また自分しだいのような気がする。
大げさな事ではなく、楽しく充実した毎日を過ごして行くための僕なりのヒントなだけであって、「辛い」という言葉とは無縁である。
どんな状況でも、最大限自分を生きる事。生かす事。ただ、それだけで僕は毎日をがんばれる。
がんばってどこに行くの?どこにも行かない。ここにいるためにがんばっているのだ。
家具職人として、一父親として、できれば穏やかに、無理ならそれを乗り越える強さを持って、毎日を過ごしていきたいと思っているんだ。




10/9 座卓

チェリー材は高価な素材だ。人気もあるしね。
角材のフレームには天板をはめ込んだ、木口の見える座卓だ。

パーツの太さは全体の大きさによって、大きくしたり小さくしたりする。
当たり前と言えば当たり前か。
その微妙な事で大分印象が違ってくるから、おもしろい。

もう少し言うと、材料によっても似合う形っていうもんがあるような気がして止まないのだ。
木の方がそう言ってくるんだよねえ、、、。

オーダーメイドの注文の細かい部分は任せてもらう事が多いし、作りながら検討する事の大切さも知っているので、その辺の微妙な事は、ひっそりとやらせてもらう。
目的は、より良い家具を作る為だ。




10/6 報告

今月のモダンリビングにうちの家具屋が紹介されています。
オーダーメイドのダイニングテーブルという事で紹介して頂きました。



少しですが、御覧下さい。




10/5 おおきいなあ〜。

今月は、新築の現場に入る。お客さんからの依頼で、キッチン、玄関、下駄箱、テレビ台を製作させて頂く。
打ち合わせは3ヵ月以上前にさせて頂き、現場にも配管や電源などの位置を印済みである。
製作は今、山場である。
今月の中〜末にかけての取り付けなので、必死である。

画像は金物待ちとなり、穴開けのみ残すばかりの玄関の扉だ。2580mmあるのでショールームの天井ギリギリである。このオリジナルの扉は反らないように工夫してある。よくみる板張りの扉とは少し違うが、外見は同じかも、、。内部の構造と無垢板の構造に工夫がある。反りをある程度逃がすように柔軟に作ってある。そんなところだ。
素材はナラ材の柾目だ。素材的にも余計に狂いが少ないので、安心である。

ちなみに、その手前にある椅子は納品前の02チェアである。




10/2 脚を貫通させてみました。

玄関で使うスツールを注文頂く。
木座からクッション座に変更あり。
そこで、前々からやてみたかった事をやらせてもらいました。

無垢の魅力の一つの木口を露出。
予想以上のさりげない木口の存在感が気に入った。


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