hwb work diary |
2004/11 |
11/26 三ヶ日 |
明日は三ヶ日までキッチンを納品しにいく。脚のついた家具のようなキッチンなだけに家具を取り付けに行くというより納品に行く気分である。 もちろん、混合栓配管の穴あけ加工はあるが、組み立てるのにそんなに時間はかからないだろうな。 現場は静岡県の三ヶ日町である。お客さんから依頼を受けたのは4月頃だったような気がする。時間は経過し設計図であった家は、今は建物になっている。明日はお客さんも納品に立ち会ってくれるそうで、緊張はするが気合いも入る。 名古屋から2時間くらいかかるのかなあ、、、。 天気は雨かも。できるだけ玄関に近いところに車を駐車したいと計画しているが。 |
11/25 家具を納品 |
お客さんと打ち合わせをし、考えてきた家具。いよいよ納品だ。 と、いっても現場に取り付ける必要があるので、まだまだ作業は残っている。使ってもらえる日が楽しみだなあ。 無垢材っていうものは、簡単な気持ちで加工できる材料ではないと思う。毎日、無垢材を加工している僕はそう思う。 加工した製品(板や角材)を材料にしている訳ではなく、その板や角材を作る事から加工は始まる訳だ。 どの部分をどの場所に使うのが良いか判断しなくては、木取り作業は進まない。木取りからスタートである。 ちなみに木取りされる前は、材料として保管された状態だ。その前は乾燥中で、さらにその前は丸太から製材されている状態だ。 扱いは難しいが、その特性を理解し利用できれば、逆に扱いやすい素材にもなる。 特性を理解しなくては、無垢材を加工してはダメな気さえしてくる僕だ。 柔軟に対応できるかどうかは、加工技術ともう一つ大切な事がある。その時々に木に聞いてみないとね。 その時々、その素材を手に持って悩む事しかないような気がする。 だから、素材を手に持てる範囲のスケールで作っていく家具は、僕にとって心地のイイもの作りのできる範囲でもある。 素材を手に持ち毎日勉強しているつもりであるが、それでも知らない事が出てくるから、ありがたい。 木から教わる事は非常に本当に多く、小細工をしたところで自然の力には無力な事も多い。なるようにしかならないが、その方向を良い方に向ける事は幸いにしてできる。ちゃんと言うなら、それぐらいしかできない。だから懸命に取り組む気持ちがないと、木がそっぽを向いてしまうんだろうな。 そっぽを向かれないように、木と対話しないとね。 |
11/17 苦楽 |
今日は非常勤講師の日であった。普段は金曜日に授業をしにいっている。今日は先日のプレゼンのため、スケジュールが変更で、授業をする事になった。家具作りを教えている。 若い(僕も若いが、、32才)、彼等のためにできるだけ精一杯授業をしている。本気である。だから、帰宅するとものすごく疲れているのに気がつく。 もちもん嫌な疲れではなく、ただのエネルギーぎれなので、御飯を食べてしっかり睡眠をとれば復活する。 卒業製作に取り組んでいる彼等に言う事は、「研究できる環境があるという事の、貴重さ」を理解し、「苦しみを乗り越えての達成感」を経験してほしいという事である。 失敗を恐れず挑戦して欲しい。 こころからそう思う。 |
11/12 キッチンだ。 | ||
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11/11 現場採寸 |
今日は午前中の時間をたっぷり使って、現場採寸させてもらった。僕らの作る無垢材の家具は、できるだけきれいに家に取り付けたいと思っている。 綺麗な仕事は気持ち良い。 現場にはカツキとソウタも連れて行った。現場を見てどういう具合に家具を作るべきか考えるためにも、重要な時間だったと思う。 全体を見ながら、細部にも神経をはって作っていかなくては、感動するレベルのものを作る事はできないような気がする。 ひとつひとつの工程にも、意味があり目的がある。 それさえ理解いれば、あとはしっかり作っていく事に専念できる。 |
11/9 納品 | ||||
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11/8 アームチェア | ||||
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11/3 1年前は | ||
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