W  O  R  K    D  I  A  R  Y

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7/30 ひきだし
ほぼ、完成か?引き出しが滑らかになるように、カンナで削った。3台まとめての作業だから、効率もよい。
途中、刃を研ぎ直し、仕上げていく。ロウを塗ればさらに滑らかになっいく。
引き出しがほぼ完成したので、次の加工にとりかかる。足、これも3台まとめての作業だから効率よい。
ささっとカンナをかけ、組み立て。足ができれば、本体と合わせたくなるもんだ。
で、足の上にのっけてみた。
明日は、本体の最終の仕上げだ。外まわりをカンナかけて仕上げていくのである。明日も暑くなりそうだ。
工場がぐちゃぐちゃになってきた。たいてい引き出し削っった日はいっぱいいっぱいで、掃除できんのだよな。


7/29 脱出
忙しく仕事におわれていると、リフィレッシュする事もいいもんだ。
渓谷にいってマスを捕まえて食べた。うまかった。
川はヒンヤリ冷たくてほてった体をクールダウンできた。
自然はきもちのいいもんだ。でも、あまくみてはダメでしょ。
それでもやっぱり気持のよいもんだ。


7/28 うおっす
先が見えてきた。カップボードの扉完成したし、引き出しも組んだ。
ここからは、手かんなの加工が多くなってくるから、楽しい作業だ。
今迄は、寸法どうりに作るっていう意味で気をつかう作業が多かった。でもあとは現物あわせだから楽なのだ。
腕のみせどころだ。


7/24 40°ってそりゃ倒れるって!
何なに、気温40°いったところがあるって?そりゃ、外でちゃだめでしょ。体だけは大切にせんと。
まーほんとに暑いね。夜になっても気温高いし。仕事してると、外で仕事してる人の事が気にかかる。体だけは大切にせんとね。無理せんようにしてちょーだい。
で、今日は、チェスト2台の本体を組みおえた。だいたい、本体はできたので、後は引き出しやら、ドビラやらの加工だ。
こっからがおもしろい。完成に近付けばだんだんと、のってくるのか、気分も快調になって行くのだ。
あっそうそう、夏の暑い時には冷やし中華がいいらしいよ。きゅうりとか、ハムとかも体を冷やしてくれるそうだ。みのさんがテレビでそういってた。マヨネーズはかかせんけどね。


7/22 そんなこころから
日帰りで、関西地区に遊びに行ってきた。関西といえば、大阪。目的は、関西のインテリア事情を感ずるべく、いろんな家具屋さんや、カフェなどを探索しに出かけたのだ。
3年程前に行った時よりも活気を感じた。とくに、堀江地区は、インテリア関係のお店も多く、お店に入ると結構にぎやかで、活気があった。名古屋でいえば大須の家具屋通にあたるのだろう。でも、名古屋の家具屋通はそれと逆でかなり活気がない。今が過渡期なんだろう。たぶん、後1.2年もすれば、いろんな家具屋出来てくるんだろうけどね。
でも、暑かったな大阪。ぶっ倒れそうになったよ。直射日光はやっぱすごいわ。途中、植物を売っているインテリアの店員さんが、お店の前のアスファルトに水うっていた。
たいてい涼し気で気持のいいもんなのに、モワッとして気持悪かっ程だ。
で、夕方には京都にいた。もちろん、鴨川に行った。気持よいな〜。犬散歩してる人多い。犬が自分から、川につかってたし、鴨川沿いのお食事旅館から突き出た、何て名前か解らないが、ウッドデッキでは、宴会してるし。あんな、涼のとりかたはホント素敵に感じた。鴨川は京都の人に愛されてるんだろうな。そんなこころがあるからこそ、町は、より美しくなるのだろう。

ちなみに、写真は鴨川の横の細い道沿いに流れる小さな川だ。
とくに、目をひくのは水の浅さか?よっぽど、水の存在を感じた。名古屋も堀川を自慢できるくらいきれいにしないとね。


7/20 いえ
去年の展示会で知り合えた人がいる。今度、家をたてるので、家具を注文してくれているのだ。何度か打ち合わせや、メールでの図面のやりとりをさせてもらっていた。そんで、いよいよ家も建ってきたので、最終的に打ち合わせをした。
わざわざ、うちまで来てくれ、しかも美味しいお見上げまでもらってしまった。
家具の方はデザイン、材質等決定で、ファブリックはお客さんに決めてもらうように、カタログをお持ち帰りしてもらった。
キッチンの方もお願いしたいと、相談を受けた。キッチンの仕事は久しぶりだな〜。ステンレスのシンクに、吊り戸棚。
既製品の食洗機と既製品のガスコンロを収納。たぶん、ステンレスの部分は特注の一体物の方がいいような気がする。
天板部分も木でも、逆にいいかも。でも、ステンレスのヘアーラインかな、バフの鏡面も捨てがたい。久しぶりに、ステンレスのシンク板金屋さんに連絡つけないと。何せ7年ぶりでしょ。
憧れる、素敵なキッチンって。何か、料理したくなるような、キッチンってあるよ。だいたい、僕の場合、小さい頃は食卓で宿題なんかもしてたし、御飯食べた後、だらだらとそのまま延長して食卓にいたよ。なんか、好きだな、キッチンって。そういえば、キッチンって映画があったよな。不思議な映画だっとような覚えが、、。中学生だったかな?映画館にいったよな。ありゃ、忘れてる。
とにかく、僕はキッチンが好きなのだ。活動的なあの空間。いつか、そんなキッチンを手に入れたいものだ。
そんで、超強力の換気扇をつけて、便利な食洗機を収納し、、、。生活が楽しくなりそうだな、こりゃ。

今度、お客さんの今建てている家に現場採寸にいかせてもらう。楽しみだな〜。


7/19 くず
プレーナーという機械があるんだけど、便利だなって感じる。今さらながらだけど、これがなきゃ家具できんよな。
手押しと自動の二つはかかせんっ。っていいだしたら今使っている機械全部そうなんだけどね。
ちなみに、現在うちにある大型機械は、
1、300mmの2枚刃手押しプレーナー 2、450mmの3枚刃自動プレーナー 3、でかい横切り盤 4、ほぞ取り盤のついた傾斜盤(縦切り) 5、製材のできるバンドソー(帯びノコ) 6、ほぞ穴をあける角のみ盤 7、それらの、かんなくずなどを吸う集塵機
 と、そんなもんだ。ホント、最低限だよ。だけど、僕らにとっては十分だ。仕事がかわってくれば別だけど。
小さい機械や道具はいろいろあるクランプやら、ハタガネはかかせないし、、、。トリマー、ルーターもそうだな。電ドリもかかせん。無駄なものはない。道具は安ものはよくない。使いにくいし、ものたりんし、やっぱり、使いやすくないと話にならん。
一度、通販で買った道具で失敗したものがある。安いから選んだんだけど、これが、使いにくくて、、、。今じゃ、それ使ってるとむかつくぐらいだ。より、目的を果たしてくれるものでないとさ。
で、大型機械の話しだが、大型だけに、出すクズの量も多い。集塵機の集めたクズを出す作業は嫌いだ。
ホコリがすごいし、面倒だし。意外とすぐに集塵機は満タンになるのだ。仕事によっては1日で満タンだ。
この、問題を解決するには、集塵機と焼却炉を直結する他ない。そんなん、めちゃくちゃお金かかるから無理。
でも、焼却炉の隣に集塵機をおけば、自力でできん事ないかも、理屈ではできそうだな。


7/18 家具デザイナーの卵達 
今日は、講師日だった。夜、9時近くまで居残りしてがんばってる生徒もいる。そんな姿がほほえましく思う。
答えを急ぎ過ぎんよう、自分達なりにしっかりと考えて下さい。
 ひょっとすると、秋からは、夜間の社会人コースも受け持つ事になるかもしれん。社会人コースに来られる方は、仕事帰りに家具づくりを勉強しにくる訳だから、既に作りたいものがはっきりしているらしい。その中でも主婦の方は作りたいものが具体的である。自分の家のキッチン用にカップボードを作りたくてくる人もいるくらいだ。
興味のある人がいたら、資料ぐらい送らせてもらいますが、そう簡単に家具は完成はしませんよ。だって本気で作りたければ、道具が使えるようになるまでにも、時間かかるりますし。楽しんで物作りをしてもらうにはいいと思いますが。
ある意味、交流の場になるのかも。いろんな仕事の人が集まる訳だから、それはそれで面白いでしょうね。


7/17 いたっ
今、かかっている家具は、横長のチェストと、引き出しチェストとカップボードの3点である。デザインをそろえ、同じ材料で作っている訳だ。価格的に低く設定しているため、材料や構造で工夫しなくてはならぬ。もちろん、価格それ相当なものとなるのは当たり前だ。かといって、材質は落としたくないし。ようするに、より直線的なデザインで、構造に工夫して作りやすくデザインする他ない。で、3台まとめて製作に入ったのだ。
木取り、木作り、板はぎ、と全てまとめ一気に加工。より綺麗な木目が天板や、側板になるように配置。
暑さとの戦いだ、、。汗がでるでる。とにかく、暑い。何をしても汗がふきでてくる。
こればっかりは、この仕事をしてる以上しょうがない。いっそ楽しむぐらいでないとやってけんかも。
僕らは家具屋なので、設計ばかりが仕事ではないのだ。だから、作業場こそが全てで、ものすごく生々しくて、それこそがより身近な世界なのだ。いったん機械が動きでせば、木の粉が舞う。機械だって、いいかげんに扱おうものなら、指なんて一発でなくなる。
たった一回のミスで、おや指でも切り落としてしまえば、もう家具作れんくなってしまう。恐い恐い。
木製品はノコギリで切る加工や、カンナで削る加工は必ず必要なものばかりだ。あたたかくて、やさしいようナイメージが強いかもしれないが、そうじゃない。それなりにきつい仕事だと思うよ、ほんと。


7/16 お客さん 
今日は、昼にお客さんがきた。ホームページをみてくれ、興味をもってくれたらしく、わざわざ来てくれた。
無垢材の事を、とても理解してみえた。少し、話しをしただけで、十分にそれは感じた。
午後、お客さんが経営しているカフェのある雑貨屋さんへ、早速、行く事にした。数回、お店の方には行った事があったので、初めてではない。HWBの椅子を持ってお邪魔させてもらった。
さすが、ドイツから直接買い付けているだけあって、とても感じがよい。セレクトのよさは、というか、かなり共感できる部分があり、話しをしていても、話しが伝わるのでかなり、楽しく過ごさせてもらいました。
実際、数点家具も販売してみえるが、すごく感じがよかった。きちんと、物を判断して、いいと思うものを自信を持って販売しているのだらう。売るだけなら、売れせんの家具をどんどん売る事もできるんだろうに、そこは、プライドさえ感じる。
僕らも、お店を持ったときには、しっかりとした目で判断したものを自信を持って売っていきたいものだ。
こんな、出会いが僕らを勇気づけてくれるのです。
ありがたいかぎり。


7/15 材料もあつい
次の仕事がきまった。材料はホワイトアッシュだ。ほとんど在庫がない。と、いう事は仕入れんといかん。
あまりの暑さに、真昼をさけ材料屋さんとは夕方頃に約束をし、午前は工場の掃除をする事とした。
しかし、たまると、ハ材も結構な量になる。捨てるに捨てれんし、使える程大きくないし。やっぱり、冬に薪ストーブで熱にするのがいいんだろうな。ついでに、秋刀魚なんか焼いてさ。おっと、まったく季節感がくるった事を考えてしまった。
で、午後になってもまったく涼しくならず、うだるような暑さの中、材料を仕入れに行く事となった。
扇風機の風の中、仕入れる材料を確認。積み込んで、「涼しいとこ行って、お茶でも」って材料屋さんをさそって、喫茶店へ避難。
「ふぃ〜。涼しい、幸せだ」「アイスコーヒーを」
通称、レイコウで涼んだ涼んだ。


7/13 そういうもんか
なぜか、毎年この時期は忙しい。お盆休みの前後納期っていうのが、集中する。そういうものか。夏のボーナスで消費が増えるのか、毎年この時期はバタバタとしだす。と、いっても突然生産効率があがるわけでもないし、急いで手をぬく事があってはならんし、気持のうえで忙しくなるのだ。
話しは変わるが、最近のインテリアブームはどうだろうか?
誰もが、モダンだ、北欧だと口にする。どこまで、いくのだろう?
その中で、北欧風家具というものがある。スカンジナビア家具だ。はやりのせいで、なんちゃって北欧家具をよく目にする。
モダン系の家具だってそうだ。なぜ、それがいいとされてるのかっていうと、そこには、そのデザインが生まれるプロセスや時代背景がしっかりあるからだ。ウェグナーやフィンユール、イームズやジョージネルソン、あの人達のものには、それを感じる。プラスそこには愛情さえ感じる。木を素材に椅子を作るウェグナーは、プラスチックの椅子を作るイームズの事を最も優れたデザイナーだといったらしい。素材やデザインは違っても、根底では、作り手の心いきという部分で共感できる。
はやり効果で、産み出されるいろんな物の中で、10年先、20年先を考えて作られているものがどれだけあるのか。
そんな流行り風家具より、僕らの作る家具のほうがよっぽど北欧家具なのに。それがわかる人は悲しかな、そんなにいないんだろうな。


7/12 仕事
ここ、2,3日、家具を作っていない。と、いうのは次の仕事の図面やら見積もりやら、机での仕事をしているからだ。
クーラーをかけて、快適に、、、。そんなつもりが、汗をかいて仕事をした日の方がよく眠れるぐらいだ。
図面やらの机での仕事の時はクーラーをかけずにはできないのどけど、はっきりしない1日となる。
で、今、図面を仕上げているのは、リビング用の家具で、あるお店から注文を頂いたものだ。
そこのお店のオリジナルを、うちが作らせてもらう事になった。数回足を運び、何度か打ち合わせをしていくと、それなりのデザインが出来上がってくる。それを、どういう形で、展開していくか、楽しみである。
それとは、違うお店だが、数点家具の製作を依頼されているので、そちらのデザインもすすめているのだ。
どちらのお店も、お客さんの声をよく知っている。非常に参考になる意見などもあり勉強させてもらっている。
数年先には、うちもお店をだすのだから、勉強です。


7/7 納品終了
納品してきました。2600mmの大きなチェスト。

陶芸の作品を飾るためという、
はっきりとした目的があった。

後ろが窓のため、採光がきれいに入ってくる。
改めて、作品の器をまじまじと見てしまう。
自然素材のものどうし、絶妙な調和を感じました。

器を少しでも、引き立ててくれれば、幸いです。

ありがとう。


7/2 こけ
暑いなー。朝、花に水をやるのだけど、すでにグタッとしている姿に夏を感じてしまう。最近はコケやら水草など、水のかかせない植物が好きなためとくに気をつかう。
そうそう、夏という事で、日射しをさえぎるための、すだれも窓にはかけてある。これで、多少は工場内も涼しくなり、気休め程度に快適になるのだ。
今日は、チェストの二回目の塗装をした。ワックスも気温が高いと乾燥がはやい。ある程度乾燥させたら、余分なワックスを拭き取らなくてはいけない。しかし、これだけ暑いと、表面の乾燥がはやいため、せかされてしまう。
2600mmのロングチェストは、これで完成だ。あっ、脚の取り付けが残っていたな。でも、搬入の事考えると現場でつけた方がよさそうだな。


7/1 電車にのった 
この前、久しぶりに電車にのった。ホントに久しぶりだ。どのくらいぶりかというと、電車の中で携帯で電話をしている人をはじめてみる事となったのだから、かなり、久しぶりだ。
電車にのってどこに出かけたかというと、JR名古屋ビルの高島屋にいってきたのだ。高島屋には数回行った事はあるが、目的がはっきりした買い物だったし、車だったので、ゆっくりした事はなかったのだ。
そんで、電車でのんびり出かけた訳である。
高島屋の中にある、shopをみたり、ハンズに素材をみにいったり、楽しくすごせた。ちょうど、見たかったローゼンタールの食器もお目にする事ができた。やっぱり、かっこいい。使いやすそうだし、デザインもいいし、、、。高価だけど、欲しい。店員さんと、話しがはずみ、深く聞けばきく程、高いという価値感はうすれていった。
たかが、コヒーカップされど、だ。
すっかり、気分のよくなった僕らは、その後、巨大な本屋にでかけた。きれいな本がけっこうあったので、買うかどうかかなりの時間迷っていた。そうすると、目もつかれ休息したくなるのは当たり前。
そんで、前から、行きたかったcafe でお茶をする事にした。
そこも、本がいっぱいあり、とても居心地のよいcafeでした。リバティーカフェ。そのままでした。
しっかりした建物によく似合うカフェでした。名古屋の夜景を見るのも悪くなかった。
たまには、電車で出かけようと思いました。が、帰りの時間が悪くて、めちゃくちゃ混んだ車内でした。
こりゃ、毎日混んだ電車で通勤するのは、ひと仕事だな。


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