W  O  R  K    D  I  A  R  Y

2000/9
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9/28 
注文していた天板の素材が今日届きました。いいんじゃない、イメージどうり。
でも、一般には全然珍しくない素材だと思います。ただ、それをどう家具に使うかもっと言うなら、どう活かすか。そこが僕らしさです。  


9/27 
特にシンプルなデザインの場合、細かな部分の完成度がその家具のデザインに大きく影響すると思っています。だから、このテーブルには細かな部分まで気
を使っています。


9/26 
今日からはテーブの製作に入りました。完成している椅子用でなく、それと違ったテーブルと椅子のセットです。かなり前から考えていたもので、シンプルなデザインです。このテーブルの天板の素材は木ではない。そこがHOLLYWOODBUDDYとしては新しいチャレンジになる訳です。
木の家具にこだわっている訳ですが、このテーブルはほんと、5年ぐらい前から作りたいと思っていて、機会がなく今まで作られる事はありませんでした。いよいよ作ってみる事にしました。いい家具ができるといいです。  


9/25 
DMを一日考えていました。昨日撮影したネガを写真屋さんに朝一番にだし、出来上がってきた写真をじっくりチェック。使えそうな写真を選びだし、パソコンの電源を入れ、ひたすらスキャナーで入力。あとは画面とにらめっこ。
今回の展示会の雰囲気に伝わるDMを、、、。  


9/24 
天気は晴れ。とても気持ちのよい朝、DM撮影に使う家具を2tトラックに積み込み、撮影に出発。今回は展示会場が倉庫なので、DMも倉庫の雰囲気をだしたいのです。
ということで、展示会場の倉庫を無理をいって使わせて頂きました。アートポートの事務局の方に感謝します。昼にはメディア
セレクト(簡単にいうとデジタルアート)が始ってしまうので1時間の限ら.映像を取りに海へ。今回の展示会では期間中、一日だけパフォーマンスを予定しています。映像作家のタナカアリフミさんのコラボレーションによるものです。僕もどんなパフォーマンスが繰り広げられるのかは知りません。
ただ、HOLLY WOOD BUDDYの家具を活かしたパフォーマンスになるとは思っています。そのパーフォーマンスによって家具との新鮮な出会いになれば面白いんじゃないかと思っています。それで、そのパフォーマンスに使う映像を撮影に内海へいった訳ですが、その映像は海ということ以上はまだ話せませんが、3時間ほどかかって撮影していました。(撮影班は5人) 


9/23
明日DM撮影のため家具を保管場所から、移動してきました。それとソファが完成しているので、張り屋さんへ引き取りにいってきました。よりによって家具を移動する日に雨。雨に濡らしたくないのは当然。ビニールを掛ながらの作業で大変でした。DM撮影に使う家具を工場に配置。そして、いろんな物を飾ってみる。う〜ん、かっこいい、、、。思わず、ソファに飛び込
んでしまった。ケイコ(僕の奥さん)がオープンシェルフに、本だの照明だの並べて、僕はソファでたゴロゴロ。うん、うん、きっとうまくいくぞ、展示会。明日は晴れますよーに。 


9/22
完成しました。僕の好きな感じがでています。天板は変形な長方形。脚は脚三角形の4本脚。天板を磨き過ぎたためピカピカに光ってしまった。 
きっと、ソファにも合うだろう。 


9/21
脚のデザインを決めかねているので、天板から進めています。ただの長方形の状態でも、その木の雰囲気からこれ以上手を加えなくてもいいような気さえします。が、そこはholly wood buddy らしさを求めている今の僕としては、変化球で攻めたいので更に加工を続けるのです。      
 ハッキリ言うと僕は古めかしいデザインが好きです。最近よく耳にする、モダンデザインとかミッドセンチュリーな雰囲気とかも、それなりに気にはなる。 ジョニオとかがイーム邸に訪問したのを本で見て、羨んだりもする。だいたい僕がイームズを興味もったきっかけはバイクを二人乗りするイームズ夫妻のポスターを見た事だった気がする。ロイヤルエン
フィールドだったかBSAだったかトライアンフだったか忘れたけど、僕の大好きな古いバイクにまたがったイームズ夫妻を見て、かなり、気になったのを覚えています。しかも、その二人乗りしたイームズ夫妻の絶妙なライディングポーズというか、姿勢というか、雰囲気は、当時の僕のバイク的美学にズバリ適中し、鳥肌が立つ感動をよびました。今でこそ、その夫妻が家具デザイナーであったことは知っていますが、そのポスターを見た頃は、バイク屋だと思ってました、、。         
さー、がんばるぞ!100年後にそうやって僕の事が知られるように。 
ということで、本日はそんな事を思い出しながら、テーブルの天板を削っていました。


9/20
sofa に合わせたテーブルに取りかかっています。sofaは2タイプ有ります。丸ばった柔らかい感じのと、角張ったどっしりしたのとの、2タイプです。
このソファにはこのテーブルという訳ではありません。今回の展示会で出品する予定の家具はハッキリとしたコンセプトまではないものの、全部の家具は互いに共鳴し合うものと考えています。倉庫という空間で、展示会をする事になったのも、非日常的であり「無」のイメージであったからです。
無から想像され、そして創造された家具がどれだけの共鳴をするのか、そして、その倉庫に漂うであろう空気感をどれだけ造り上げることが出来るのか、それが、今回の展示会の最大のテーマなのかもしれません。といっても空間を直接造る事ではないので一つ一つの家具を大切にし確実に完成させる事に、結局はたどり着くのです。展示会まで残り61日。家具製作にあてれるのは
30日程度。


9/17
展示会の会場である港倉庫では、メディアセレクトが開催されています。  
知り合いが参加していることもあり、会場に行って来ました。     
行く度に思う事があります。会場を見なれてきたせいか、広さを感じなくなってきています。といっても、持て余すほどの広さには変わりないです
が、、、、。   今開催されているメディアセレクト。その中のアーティストの一人、石井晴雄さんの作品はとても気持ちのよいものでした。  
デジタル的な作品を作られるのですが、それはクールな反面、暖かいやさしさを僕は感じます。なんか、触発されました。             
その後、友達と韓国料理屋に行きました。うまかった。からくて、うまい。
でも、豚足はくせがあるね。そうそう、居酒屋で豚の耳も食べたことある。
ということで、今日は豚足の初体験の日になりました。


9/16
椅子を完成させました。ダイニングチェアで、少し小さめの椅子です。  
ブラックウォールナットの木の雰囲気がよく、気に入っています。    
次は、これに合わせたダイニングテーブルを作ろうと思っています。  


9/15
鉋が戻って来たので、途中でストップしていた飾り棚の仕上げをしました。
高さが1600mm あるので安定性を考えて、奥行きを400mm取ってあります。そのためか、ボコッとしたボリュームを感じます。この家具にどんな物を収納し何を飾りたくなるのだろう?んー、、使い方しだい棚?、、。っな訳ないつーの。    


9/14
おおまかな形が見えて来ました。仮組みをして全体の雰囲気をチェック。うん、うん、いいんじゃない。めんどうな構造なため、慎重になったけど、しっかり組めました。この後、細かな部分の仕上げで完成度を高めていきます。それと、この椅子の座面は布張りのクッションタイプです。張り地の色も雰囲気を左右するので、よく選ばないと。   


9/13
椅子を作っています。4脚。椅子はチェストなどの箱物より手間です。人が座っって壊れるような椅子では当然だめで、強度を高めつつスッキリしたデザインを目指しています。椅子で成形合板(プライウッド)を使用しているものや、高周波で曲げた木を使用しているものは量産品ならではのデザイです。
それじゃあ、holly wood buddyならではとは何か?それは、、、。簡単には書けませんが、椅子は家具の中でも特別なもの。世の中にはいろんな素晴らしい椅子があります。いつか手に入れたい椅子。そのぐらい愛着を持てる椅子をholly wood buddyも作るのだ。 


9/12
昨日の夜は雨がすごかった。 名古屋市近辺で川が欠壊し床上浸水した地区がいくつもありました。うちの工場は矢田川沿いにあります。機会が水に浸ってしまうと壊れてしまうので、気になって寝れませんでした。朝、堤防を上って川を見ると、いつもの矢田川とは違っていました。  自然の力はすごい、、、。  
そして、今日からは椅子の製作です。聞こえてくるラジオからは大雨のニュースが、くり返されていました。太陽が恋しい日でした。


9/11
椅子に取りかかりました。といっても、製作に入ったのではありません。今日は腰をすえてじっくり、設計です。                     
今まで気になっているデザインとholly wood buddyらしさを求め、悩み続けました。デザインと素材の相性が、、、。「このデザインだったら、木で作らない方がいい」とか「スチールパイプのベンダー曲げした脚なら合う」とか「これじゃ、展示会に出すには恥ずかしい」とか「雰囲気ない」とか、、、。頭の中で完成している椅子はいくつもあるのに、、、、。                    
なんとか、その中で作る事ができる椅子を一タイプ図面にしました。ほんと、出来てみないと、何とも言えないです。


9/10
残りの板を組んで本体が出来ました。カンナが台屋さんから戻って来たら、仕上げ
に入ります。仕上げ鉋以外の鉋もあるのですが、慌てる事もないので待ちます。 


9/10
脚をつくりました。16チェストと同じタイプのものです。本体はのりを乾かした後、仕上げに入るのですが明日組み立てる部分もあります。一度に組み上げれません。      


9/9
また、板をつくりました。その板を仕上げサイズにカット。そして、さね加工し、組み立て。一度に組み上げれないので、4回にわけます。なんか、重そう、、、。
無垢材だと、どうしても重くなります。最近、重さが気になります。そういう物といえばそういう物なのかもしれませんが。 


9/8
板、板、板が出来ました。シンプルな構造です。板どうしを縦や横に組み合わせ、箱にしていけばいいのです。と簡単に見えますが、これが結構ややこしい。   
組む順番やら間違えると組み上げれなくなってしまいます。ひたすら、板を作り、仕上げていっています。                          
それから、今日はカンナ屋に行って来ました。それは、カンナの刃口を埋めてもらうためです。刃口とはカンナの刃がカンナの台から出るところです。ここの刃と出口の隙間が大きくなってくると、うまくカンナがかからないのです。「さか目がとまらない。」といいます。実はかなり繊細な道具なんです。お世話になっっているカンナ台屋さんにお願いしたのでしっかりと刃口がつまって戻ってくるでしょう。


9/6
オープン棚の製作にはいりました。材料はオーク。少し大きめの家具です。
W1350 H1600 D400です。これもかなり重くなりそうです。飾り棚であるため、変に主張しずぎないようなデザインにしたつもりですが、、、。  
とにかく、いろんな物を楽しく飾ってほしいですね。 


9/6
今日は午前中は掃除をしました。ごちゃごちゃしてきたので、すっきりさせて効率良く家具製作が進むようにしました。機会の刃物も交換し気分新たにスタートのはずでした。次ぎとりかかる家具が、、、。いくつも考えてあるのですが、 
 DM撮影に必要となってくるもの優先。それは、椅子。一人掛けの。椅子はデザインに苦戦します。ずーと、ずーと考えています。この、家具業界に入ってから8年。最初にオリジナルデザインの椅子を作ったのは8年前のこと。某会社の研修を受けている時でした。今だに自信を持てるものがありません。それは、椅子のデザインから逃げてきた結果だと思います。反省。             
ちょっとスケジュール変更しざるおえないので、椅子は後回し。また逃げるのか?
それで、明日からはオープンの飾り棚に取りかかります。がんばってー。オープン棚、オープンシェルフ。  


9/5
えーと、ソファの本体が出来上がりました。といっても、まだハダカです。この後張り屋さんに行き、仕上げてもらい完成となるのです。本体に脚を取り付けた後、すわって出来上がりを想像し、頭の中で完成姿を思い浮かべておきました。


9/4
会場に下見に行って来ました。holly wood buddyが展示会をする第20倉庫の南室では、映画を上映していました。ベルリン国際映画祭に参加した作品を上映していました。倉庫にでかいスクリーンをたらしプロジェクターで投影していました。倉庫の大きな扉を開け放し外からも見れるようにイスも並べてありました。
すぐそこの自販機で紅茶を買い、イスに腰掛けてスクリーンを眺めていました。
夕方の港に吹く風は僕を気持ちのいい気分にしてくれました。          
       
ワイドチェストを車に乗せて来てあったので、倉庫の中に置いてみました。       
そして、写真を撮りDVビデオで撮影。やはり、現場に実際に置いてみるとスケール感覚が狂って見えました。家具は小さく見え空間の広さに負けていました。   
予想どうり。そこをどう演出するかが課題の一つです。            
 既設の照明はあてにできなさそうでした。 音の反響はけっこうあり、3秒程度の余韻がありました。教会のような、ホールのような反響は欲していたのでOK。 ただ、選ばないと中には雑音になりかねない音もありそうです。        
と、展示会を開くにあたってまだまだ課題はあるのですが、今宵、妙に落ち着いた気分になれたのは、港の風のおかげだけでもなさそうです。 


9/2
削った削った。ソファの脚を丸く下にすぼまったデザインにしたためこの作業が付いて来ました。ひきもの屋さんにお願いするのが普通です。        
 まだ、そこまでの余裕がなく自分でやるのですが、僕がやるとカンナでえんぴつを削るように加工をします。だからたいへん。これが、四角のすぼまった脚なら簡単です。ちなみに16チェストは丸脚、8チェストは角脚なのです。    
  明日は展示会の会場に行って来ます。会場の倉庫の照明具合が見たいのです。  
会場の倉庫では今、映像のアーティストがパフォーマンスをやっているらしい。 会場の雰囲気がどうなっているのか楽しみです。    


9/1
 角タイプと丸っこいタイプを作っています。角タイプはスムーズに骨組みは出来上がりました。丸タイプはちょっと苦労しています。木わくの骨組みで丸っこいのを作る場合、削りだすのが適当だと思います。
3次曲面の部分は無垢材を削り込み形をだしています。まだ、このソファは1作目なので、当然、ジグ(カーブの型など)はありません。全部手の感覚でカーブを削りました。ついでにジグもできたので次からは多少スムーズにできるでしょう。 
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