W  O  R  K    D  I  A  R  Y

2000/11
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11/18 
全て準備できてもう、何もすることがない。な訳はない。
細かい事が残ってます。あー60チェストの取ってつまみ、まだ取り付けてないじゃないか。
あー、ワックス縫ってないやつあるぞ。そうそう、照明、家具に取り付けなあかん。

11月は家具製作以外の準備をして来ました。
11月の日記を読み返してみても、結局何をしてきたのか自分でも分かりにくいデス。
細かい事は、日記に付けてませんが、11月はいろんな手配に追われていたような気がします。
そのため、家具の製作を10月迄に終わらせたのですが、、。
約、2週間ほど、家具を作ってないので、何か変な感じがします。
既に、いろいろ反省する部分もありますが、それも今のHOLLY WOOD BUDDYを表わしている
部分だと思います。本当に、生涯勉強だと思い知らされる部分も有りました。
ありのままの今の自分を、素直に表現できたかわかりませんが、
展示会に来て下さる方、率直な意見をお聞かせ下さりますようお願いします。

明日、家具の最終的な調節をします。そして、明後日トラックに家具を積み込み、
明々後日搬入、設営の予定です。そして21(月)から展示会がスタートです。
とりあえず、展示会にむけての日記は今日で終了させて頂きます。
日記を見てくれて、ありがとうございました。
 HOLLY WOOD BUDDY FURNITURE 宮嶋 浩嘉


11/15 静かな一日。
タナカアリフミ氏が家へ来ました。
二人での打ち合わせは、静かな心地よい気分でできます。
今回の展示会、家具一つ一つをじっくり見て頂きたい。
そして、全体として、この展示会DEPOTを感じに来てほしいです。
どうして、倉庫という空間で家具の展示会を開く事にしたのか、そして、何を一番伝えたいのか。
HOLLY WOOD BUDDYの家具はどういう視点で作られたものなのか。
その、視点のなかに今回のライブパフォーマンスが有ると言う事。
そして、展示会で出品する家具はまぎれもなく僕が作ってきたという現実。
今、あなたが読んでいるこのホームページでの展示会家具製作日記。
そして、日記に登場してきた人達は、みんな実存していて、今日もどこかで、生活していると言う事。
何気なく入ったお店で、展示会のDMを見つけた人。
そして、それら全ては生活という現実にリンクしているとするなら、、、、。
僕はぜひ-DEPOT-倉庫に集めたい。


11/14 
パフォーマンスのライブの日にサービスとしてドリンクと軽食を出す予定でいます。たいした物は出せませんのが、気軽に楽しんでいって下さい。
普段の日もコーヒーぐらいなら出せそうです。
まだ、こまごまとした事が残っています。もう展示会がはじまるのに、、、。


11/13 港消防署へ
展示会場にストーブを一台置きたいので、申請書を提出にいきました。
会場は火気厳禁! 
そのため、ストーブ使うのにも、許可を取らなくてはいけないのだ。
消防署の担当の方は、どうも家具に興味があるらしく、いろいろ詳しかったです。
「最近、家を新築して、、、やっぱり家具は、、、あれって、、、。」
ひょっとすると、展示会に来てくれるのでは。その後、友達の家へ、dmを持って行ってきました。

最近、彼は車椅子での生活になりました。
今年のはじめバイクで事故し、先月退院したばかり。
今までの生活の仕方とは、まったく違うリズムで過ごす事になるんかな?
僕が思ったより元気な反面、僕が思ったより大変なのでしょう。
彼は展示会に来ます。平日なら、彼もゆっくりできるでしょう。
彼は僕の高校の時の同級生です。それ以来のつき合いです。
僕が家具の修行に出ていた頃、彼は2年程放浪の旅に出ていました。
ユーラシア大陸を横断し、各地でいろんな物を見、いろんな経験をしてきた事でしょう。
日本に帰国してからは、京都に住み、氷り屋でアルバイトをしながら、油絵を描いていました。
美大を出た訳でもないけど、僕は彼の描く絵が好きでした。
インドで絵のグループ展に参加したり、そんな活動をしていた時、バイクで転倒し下半身附随になったのです。
すぐ、地元の名古屋の病因に移り、つい先日リハビリを終え退院したという事です。
まだ、彼の新しい生活ははじまったばかりです。
「京都にいる時住んでいた家は、よかった。土間があって、、、でも今の僕じゃ無理」と、彼。
「そりゃー、そうだけど、、、」と、僕。
「今度、パソコン買う」と彼。
「じゃ、いっしょに行こう、でも展示会終わってからね」と僕は言いながら
(僕より詳しい友達もつれて行こう)と思った。
「じゃ、年内ね」「ok,年内ね」
僕はそうして、一時間程しゃべって帰ってきました。
帰り、車を運転しながらいろんな事を考えました。


11/12
タナカアリフミ氏と山田君が来ました。完成した家具を見に来ました。
タナカ氏はソファをパフォーマンスで使うため、ソファに馴染んでいきました。
工場の機械や家具を作るための型板にかなり興味をもたれ、写真を撮っていきました。
僕は見慣れてしまっていたが、そういう物って新鮮なのかもしれませんね。

その後、hollywoodbuddyのプロモを見てもらい、感想を聞きました。
「ホームビデオっぽくていいんじゃない」と。
少し、気が楽になった。


11/10
25(土)に予定しているパフォーマンスで、ワインサービスを考えています。
それと、クラッカーなどのちょっとしたつまみも。
会場は基本的に、そういう事は禁止になっています。
でも、アートポート事務局の方もこちら側の気持ちを理解してくれていて、
可能な範囲で黙認してくれます。
ワインサービスといっても、がばがば飲めるわけではないので、
その辺はご了承して下さい。


11/9
照明機具(スタンド)のスケッチしてあったものを
作れるように、図面にして行く作業をしています。
スケッチのイメージから、離れていってしまう。
家具のように、大胆な事がしにくいかも。
繊細さが要求され、このままだと、見せれるようなものが出来そうにない。
いよいよ、バタバタしてきました。
展示会の備品の用意にかかりました。


11/8
映像を映し出す、プロジェクターの事を無理をいった。
テレビで代用案もでた。う〜ん。
家具の展示会なのに、映像はいるのか?と聞かれ、よわった。
確かに、メインじゃない。自分でも迷っている部分もあり、へこむ。
いろんな事を盛り込むと、肝心の本題が薄れていくのも予想できる。
「広い会場に、ぽつりと一台家具が展示してあってもかっこいいじゃん」という意見も
気になり、(そうだよなあ、家具一つで勝負できる自身がないのかな?)と自分になげかけた。
あ〜へこんだよ。
僕はこだわり家具職人です。
自分が考え、自分が作った家具を、自分の見せたいように展示し、興味のある人だけに見てもらいたい。
それって、ダメな事?
たとえ誰にも、共鳴、共感してもらえなくても、それは結果であり、発見だと思う。
もちろん、直接お客さんから、注文された家具の場合は別で、お客さんに合った家具を考える訳で、
僕個人の意見100%はありえないし、そこがオーダーの醍醐味だと思ってる。
でも、今回はホリ−ウッドバディーの展示会だから、ホリ−ウッドバディーらしさ100%なわけ。
ふ〜、ちょっと整理ついた。
なんらかんら言っても、まわりの人に評価されたいと思う。だからといって、評価されるように
コントロールする事はさけたいって事かな。


11/6
ソファーの横に置いて使うサイドテーブル(コーヒーテーブル)完成。
引き出しの付いた、小さいテーブルです。
ソファに座ってコーヒーやお茶なんか飲みながら、本読んだりする時これがあると便利。
ソファは深く腰掛けるので、いちいち腰を上げるのはめんどくさい(僕の場合)。
だから、手のとどくサイドテーブルがあると、腰を上げずにすむのです。
煙草吸う時は灰皿を、テレビ見る時はリモコンを。
ソファに限らず、安楽タイプの椅子も同じですね。
基本的に、ソファや安楽椅子はくつろぐための物。
だから、当然作業用の椅子より背もたれの角度は倒れていて、座面の奥行きも深々としている訳です。
リラックスできる癒し系家具になるのかな?
展示会では、ソファの横に置く事になると思います。
ぜひ、お試しあれ。  


11/5
ソファを持って公園に行きました。映像を撮りに行ってきた訳です。
雨のシーンを撮りに行くつもりでした。なのに、天気予報がはずれ、天気は晴れ。
あ〜、雨のシーンが、、、。 
編集もやりだすと、どんどん手を加えたくなってしまいます。
そして、やればやるほど、粗がめだってしまって、納得できません。
パソコンのおかげで編集作業事体はできるのですが、肝心のネタが、、、。


11/3
楽しくなってきたぞ。映像の編集を一部分終えました。
新しい感覚に目覚めそうです。今はパソコンで編集をある程度出来てしまうんだなあ。
もちろん、編集のプロが見れば「全然なってない」って言われると思います。
楽しい。自分が作った家具を「見て見て」っと言わんばかりに出演させた、愛着だらけの映像になりそう。
家具アレルギーの人がいたら、たいへんだ。
あくまでも家具の展示会。主役は実物の展示される家具ですので、
映像は多めに見て頂けないですか?えっだめですかね?


11/2
映像の撮影に行ってきました。雨はおもいっきり降られる事なく、土砂降り覚悟してた分
天候に恵まれた気さえします。
それで、今日の撮影を終えて感じてる事は、手伝ってくれる人がいるから出来るんだって事。
holly wood buddyの展示会はみんなに支えられて出来上がってきたものだと。
このネコにも、感謝したくなってきた。
このネコ、いいタイミングでカメラの前をウロウロしてくれた。
家具もその空間に、溶け込んでくれた。
雨は残念だけど、考え方を変えればしっとりした雰囲気は雨だったからこそ。
晴れてたら、わざわざ、後で雨の映像を撮りにはいかないだろう。
なんか、ありがとうって感じ。


11/1
ドタバタといろんな事をやりながら、展示会の追い込みをしています。
残りの作業で映像編集が一番、不安があるかな。
ゼロから覚えながら進めています。おかげで、勉強になります。                     
写真じゃ、当然静止画だから、一方向からのアングルになる訳で、
映像となると、それが何方向からものアングルになる。
だから、家具をいろんな方向から見せれる、もっと言うなら、
見てほしい部分を伝えやすい。そんな気がしています。
長くて、10分程度の映像しか作れないと思うけど、
伝えたい事を伝えれる映像が作れればいいなと思っています。
明日はお客さんの家へ家具を撮影にいきます。
もちろん、今回の展示会用の家具なので、家具を搬入しなければいけない。
天気は雨だろう。う〜ん。
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